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2005年03月11日(金)
■ 第2回バイアスロンアジア選手権 最終日
冬戦教広報から頂いたレポートと画像です。
3月11日金曜日、アジア選手権最終日リレー競技が行われました。
天候は朝から射場周辺は、ガスがかかり標的がよく見えない状態で
射撃が出来るか心配でしたがガスも上がり、予定どおり10時に競技は始まりました。競技は男子、女子同時スタートで行わました。
「男子」
●第1走者は木田選手、スタートからいきよいよく飛び出し先頭でコースへ。
1回目の射撃(伏射)は中国と並んで進入しました。
観覧席を含めて射場は緊張状態に包まれ一瞬の静けさ。二人の射撃に注目する。
二人ともペナルティ0でコースへ。
2回目の射撃(立射)、ここで木田選手は落ち着いた射撃を見せる。5発で
全的命中でコースへ、中国はペナルティ1でここで差が出た。
●第2走者は1日目スプリント競技優勝者の目黒選手、軽快な動きでコースへ。
1回目の射撃、リズムよい射撃で5発で全的命中しコースへ。追いかける中国も
ペナルティ0でコースへ。
2回目の射撃、目黒は射撃好調でこれもまた5発で全的命中しコースへ。
対する中国は、予備弾2発を使いペナルティ0で日本を追いかける。
しかし、その差は徐々開いていく。
●第3走者は昨日のパシュート競技優勝者の菅選手、力強い走りでコースへ。
1回目の射撃、予備弾1発を使うがペナルティ0でコースへ。持ち前の走力全開で
その差をさらに開いていく。
2回目の射撃、リズムよい射撃で予備弾1発使用するがペナルティ0でコースへ。
今日の日本のスキーは滑っている。アンカーにつなげるために全力でゴールに
向かう菅選手、その差をさらに広げて第4走者へ・・・
●第4走者は斎藤選手、元気よくコースに飛び出す。
1回目の射撃、予備弾2発を使用するが、ペナルティ0でコースへ。
対する中国は、予備弾1発使用しコースへ、すこし差を詰められる。
2回目の射撃、リズムが悪く最初の5発で2個的しか命中出来ず、
苦しい射撃になる。予備弾で落としきれずペナルティ2。
対する中国は、リズムよく射撃しペナルティ0で大きく差を詰めて
日本を追いかけるがこの時点で勝負はあった。
日の丸を手に斎藤選手が気持ちよくゴールした。
△男子リレー
第1位 日本 1:25:11.3
第2位 中国 1:30:52.7
第3位 韓国 1:44:33.0
「女子」
●第1走者、日本は泉めぐみ、スタートから積極的に前へでる。
中国も負けじと後ろについて走る。
1回目の射撃、同時に射場進入、両者予備弾2発使用しペナルティ0でコースへ。
中国が前を走り後ろを泉選手が追いかける。
2回目の射撃、中国痛恨のミスペナルティ1、泉は5発で全段命中しペナルティ0で
コースへ走りも好調で、1分7秒差で第2走者へ・・・
●第2走者は今大会好調の、向井選手
1回目の射撃は予備弾2発使用しペナルティ0でコースへ。
走力好調の今大会、走りでその差をひらく。
2回目の射撃、向井は予備弾1発使用しペナルティ0でコースへ。対する中国は
予備弾3発使用しその差を詰めることが出来ない。
1分44秒の差をつけて第3走者へ・・・
●第3走者は、バイアスロン1年目の柴田選手、先輩が貯金してくれたタイム差を
守りきれるか注目した。
1回目の射撃、やはり緊張と経験の浅さが出た射撃であった。
彼女のバイアスロン経験からすると非常に厳しい場面を経験したと思う。
結果はペナルティ3。
対する中国は5発で全的命中のペナルティ0。この時点で中国に逆転され2位。
2回目の射撃、挽回を期待したが中国はペナルティ0、柴田選手ペナルティ1で
その差を大きく開けられ第4走者へ・・・
ゴール後悔し涙の柴田選手でした。この悔しさを次につなげてほしい・・・
●第4走者、日本はこれも新人の役田選手、元気に中国を追いかける。
1回目の射撃、中国はペナルティ0でコースへ、役田選手もペナルティ0で
賢明に中国を追いかける。
2回目の射撃、中国ペナルティ0でコースへ、つけいる隙を見せない。
役田選手集中して射撃に入るがペナルティ2、コースへでる。
遙か前をゆく中国を最後まで諦めることなく賢明に追いかけてゴールする。
結果はどうあれ4人の力で掴んだ第2位である。
つぎは是非とも雪辱を晴らしてほしいと思う。
そしてこれをステップに目標を大きく持って。世界へ羽ばたいて欲しい。
△女子リレー
第1位 中国 1:23:57.1
第2位 日本 1:30:12.7
第3位 韓国 1:45:45.6
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