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2014年03月08日(土)
■ バイアスロン井佐が引退レース 第85回宮様スキー大会
第85回宮様スキー大会国際競技会バイアスロン競技は8日、西岡バイアスロン競技場(札幌市)でリレー競技が行われた。
(冬戦教Fチーム第1走者の鈴木芙由子)
競技銃は1チーム男女4人の混合リレーが行われ、陸自冬戦教Eチームが1時間28分19.9秒で2位に50.9秒の差をつけて優勝した。
(冬戦教Eチームのアンカー中島有基)
第1走者 中島由貴 | 左から栗田 茜、中島有基、前田 亮、中島由貴 |
一般銃は高田2普連(柿崎祐司、片桐康太、五十嵐太博、宮澤健二)が1時間45分51.2秒で優勝した。
(高田2普連アンカーの宮澤健二)
五輪に4大会(ソルトレーク、トリノ、バンクーバー、ソチ)連続出場した井佐英徳(37)は、現役最後のレースとなった。3走の井佐は射撃でペナルティーを出さず、7・5キロを区間1位で走り終えた。
レース終了後に引退セレモニーが行われ、自衛隊の同僚に胴上げされ、「上げられるたびに、終わるんだなという思いが込み上げてきた」と涙ぐんだ。
その後に行われた記者会見では、「常に上だけを目指し、諦めずに練習に打ち込んできた。16年間も競技をさせてもらい、感謝という言葉しかない」と競技人生を振り返った。また、引退を心に決めて臨んだソチ五輪は、10キロスプリントで71位、20キロでは84位だったが、「しっかり走り終えられた。すっきりした形で大会を終えることができた」。 将来は指導者を目指し「自分を超える選手を育て、競技自体も人気が出るようにしていきたい」と笑顔で語った。