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2005年03月25日(金)

■ 第83回全日本スキー選手権大会 クロスカントリー競技 七日目

冬戦教広報からのレポートです。

3月25日(金)、第83回全日本スキー選手権、天候は雪、気温-2度、 風3~6mの地吹雪の中
女子Wパシュート(7,5kmクラシカル+7,5kmフリー)
男子Wパシュート(15kmクラシカル+15kmフリー)競技が行われました。
この種目は、今回で2回目の新しい種目で、 一般にあまり知られていないと思いますので簡単に説明します。

☆女子
 スタートは一斉スタートで実施します。最初はクラシカル走法で3,75kmの
 コースを2周走ります。2周したらすぐスケーティング用のスキー・ ストックに交換して
 同じく 3,75kmのコースを2周してゴールとなります。スキー・ ストック交換も素早く
 交換しなければタイムをロスします。
 
  
●女子のスタート                       ●スキー・ストック交換の様子

pict
●男子のスタート
 
☆男子
 基本的に実施要領は女子と同じですが、コースは5kmコースをクラシカル・ フリーそれぞれ3周します。

●女子競技
荒天の中予定通り0930スタートしました。
最初はクラシカル走法ですが、 コースに吹雪いた雪が入るためスローペースで全員一列に
並ぶレース展開でした。2周目から徐々に集団がばらけだし、トップ集団に10名前後、
第2集団に10名前後で、フリー走法に移りました。 ここから一気にレース展開が早くなり
余力の有るものが積極的に前に出て行きました。
その中で5番手争いに冬戦教の松浦選手、10番から15番手に向井選手、江村選手が
続き、最終的に7位:松浦選手、14位:向井選手、18位:江村選手という結果でした。
※期待の豊岡選手は体調不良のため途中棄権しました。 
  
●1週目のトップグループ               ●松浦選手の2周目

●7位入賞の松浦選手のゴール前のスパート

1位 : 福田 修子  青 森  弘果SRC
2位 : 石田 正子  北海道  JR北海道
3位 : 大林 千沙  青 森  弘果SRC


●男子競技
男子も天候は回復せず吹雪の中を予定通り1100スタート
男子も縦1列のスローペースで始まりました。
2周目から集団が分かれだして、トップ集団に冬戦教の青木選手と斎藤(亮) 選手がはいり
7名でレースを引っ張るレース展開に、後続グループは前に出る機会をうかがいながら福士選手、
山本選手、三浦選手、清水目選手らが続きました。
フリー走法に移りトップは、NTT長野の今井、14秒遅れて2位にニッセンスポーツの神津、
4秒遅れて3位青木と続き優勝はこの3人に絞られました。 その後ろは3位から20秒以上の
遅れで続きました。青木選手に終盤での挽回を期待しましたが、青木選手は3位でゴールしました。
5位に斎藤 亮選手、7位に新人の畠山選手、9位にベテランの福士選手が入賞しました。
悪天候の中、選手全員最後まで頑張りました。
 
  
●男子1周目                       ●9位入賞の福士選手

●5位入賞の斎藤亮選手(先頭)
 
  
●3位入賞の青木選手                 ●7位入賞の畠山選手のラストスパート

●青木選手(右):表彰で3位のメダルを胸に!
 
1位 : 今井 博幸  長 野  NTT長野
2位 : 神津 正昭  北海道  ニッセンスポーツ
3位 : 青木 正和  北海道  陸自冬戦教
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投稿者 Takaki:2005年03月25日 19:44
カテゴリー: クロスカントリー , ノルディックスキー , スポーツ

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