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2010年05月02日(日)

■ 廃墟探訪 ~タウシュベツ川橋梁

昨年11月に訪れた際には水没中で観ることが出来なかった、タウシュベツ川橋梁を改めて見物してきた。
タウシュベツ川橋梁
第1回北海道遺産に選定された「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」のひとつである「タウシュベツ川橋梁」は、旧国鉄士幌線(1987年廃線)が1939年に十勝三股駅まで開通した際に、音更川の支流であるタウシュベツ川に架けられたものである。1955年に、発電用人造ダム湖である糠平湖が建設され、橋梁周辺が湖底に沈むことになったため、士幌線は湖を避けるように新線がひかれた。その際に、橋梁上の線路は撤去されたものの、橋梁自体は湖の中に残されることとなり、現在までその姿をとどめている。
3月~5月頃は水位が殆どゼロとなり、橋梁全体が見渡せる。
タウシュベツ川橋梁
タウシュベツ川橋梁
タウシュベツ川橋梁
国道273号線からタウシュベツ川橋梁に通じる糠平三股林道の一般車両通行が2009年に規制されたため、単独で林道を走行してアプローチするには森林管理署東大雪支署に事前申請の上で林道のゲートの鍵を借りる必要がある。しかし、鍵を借りるためには平日に森林管理署を訪ねなければならないので、今回は「NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンター」が主催しているアーチ橋見学ツアーに参加した。
タウシュベツ川橋梁見学ツアー集合場所の糠平温泉文化ホールでガイドから簡単な説明を受ける タウシュベツ川橋梁この日のツアー参加者は14名。2台のワンボックスカーに分乗して向かった。写真は糠平三股林道のゲート
タウシュベツ川橋梁今年は雪解けが遅く、先週除雪を行ったと言うことで、林道の両脇にはかなりの雪が残っている タウシュベツ川橋梁ツアーガイドによると、この看板の中央やや右寄りの傷は熊がつけたものだそうだ
タウシュベツ川橋梁ここで車を降りて湖岸まで300メートル程歩く タウシュベツ川橋梁雪解け水で路はかなりぬかるんでいる
タウシュベツ川橋梁このあたりから流木が目につき始める タウシュベツ川橋梁満水時にはここまで水が上がってきている証拠
タウシュベツ川橋梁湖岸に到着。氷の上にダム湖建設の際に切り倒された木の切り株が点々とあり、何とも異次元に訪れたような気分になる タウシュベツ川橋梁眼前に現れたタウシュベツ川橋梁の異様
タウシュベツ川橋梁 タウシュベツ川橋梁
タウシュベツ川橋梁橋の上はもちろん立ち入り禁止である タウシュベツ川橋梁近くに寄ってみると崩壊が進んでいる様がよくわかる
タウシュベツ川橋梁謎の丸穴が氷に開いていた タウシュベツ川橋梁
タウシュベツ川橋梁 タウシュベツ川橋梁2003年の十勝沖地震の際に一部崩壊した中央部
タウシュベツ川橋梁 タウシュベツ川橋梁
タウシュベツ川橋梁 タウシュベツ川橋梁
タウシュベツ川橋梁

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タウシュベツ川橋梁 年々躯体の損傷が拡大し、いずれは崩壊する運命にある「タウシュベツ川橋梁」

あと何年この姿を観ることが出来るのであろうか…

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投稿者 Takaki:2010年05月02日 11:50
カテゴリー: 廃墟、トマソン , 旅行

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