2007年02月23日(金)
■ 世界ノルディック札幌大会2日目 複合スプリント7.5km
クロスカントリーチームスプリント決勝の後、札幌ドームでの最後の競技となるノルディックコンバインドスプリント 7.5kmが行なわれた。W杯の個人種目で45勝と歴代最多にもかかわらず、世界選手権と五輪での個人メダルがなかった「無冠の帝王」ハンヌ・マンニネン(フィンランド)がついに世界一に輝いた。
雄たけびを上げながらゴールした、ハンヌ・マンニネン(フィンランド)。
前半飛躍は9位。首位と49秒差で後半距離を迎え、最終ラップ残り1キロの上り坂で首位に立ち、モアン(ノルウェー)との競り合いを0秒3差で制した。
日本勢は、前半ジャンプでエース高橋大斗がアクシデントにみまわれ左肩を骨折し、残念ながらリタイア。残り3名が後半距離に挑んだ。 (↓クリックで拡大表示)
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■今日の舞台裏
札幌ドーム1階の南北連絡通路横に設けられたサブプレスセンター。この写真に写っているのはフォトグラファースペースで、後ろにライタースペース、ケータリング、記者会見スペースが設けられている。
机に張り紙して場所取り禁止とされているが、海外メディアはお構い無し...
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投稿者 Takaki : 2007年02月23日 23:59
■ 世界ノルディック札幌大会2日目 男女チームスプリント
昨日に引き続き、札幌ドームでクロスカントリーのスプリント競技が行われた。●男子チームスプリント(フリースタイル)1.4km×2×3
トップでゴールに飛び込んだクリスチャン ゾルジ(イタリア)
1位:イタリア | 17:50.6 |
2位:ロシア | 17:50.6(+0.0) |
3位:チェコ | 17:51.3(+0.7) |
恩田祐一、山岸修(ともにアインズ)は、5位までが決勝進出となる準決勝で惜しくも6位となり敗退。最終順位は12位。
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●女子チームスプリント(フリースタイル)1.2km×2×3
クイツネン(フィンランド)、喜びのフィニッシュ
1位:フィンランド | 16:20.9 |
2位:ドイツ | 16:21.6(+0.7) |
3位:ノルウェー | 16:24.0(+3.1) |
昨日の5位入賞で期待が高まった夏見円(JR北海道)と福田修子(弘果ク)のペアは準決勝7位で決勝に進むことが出来ず、13位に終わった。
1周目、トップでドームへ戻ってきた福田
夏見にタッチする福田
■今日の舞台裏
フィニッシュエリア奥に設けられたフォトポジションのひな壇。半分から下がPHOTO、上がENGとなっている。
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投稿者 Takaki : 2007年02月23日 23:58
2007年02月22日(木)
■ 世界ノルディック札幌大会初日 夏見円が5位入賞
世界ノルディック札幌大会初日距離のスプリント(クラシカル)で、夏見円(JR北海道)が5位に入賞した。五輪と世界選手権を通じて距離競技の日本人最高位となる快挙。
ゴール前の直線で懸命に追い上げる夏見。
ゴール直後
クリスタルトロフィーに頬擦りをして満面の笑みを湛える夏見。 (夏見選手ブログ)
●女子決勝
1位:アストリド・ヤコブセン(ノルウェー)
2位:ペトラ・マジッチ(スロベニア)
3位:ビルピ・クイトゥネン(フィンランド)
●男子決勝
1位:イエンスアルネ・スバルテダル(ノルウェー)
2位:マッツ・ラーション(スウェーデン)
3位:エルダー・ルンニン(ノルウェー)
福田修子(弘果ク)、恩田祐一(アインズ)は残念ながら準々決勝で敗退。
福田修子(20位) 恩田祐一(26位)
■今日の舞台裏
フィニッシュラインそばのフォトポジション横に陣取ったTVカメラクレーン。(邪魔なんだよねー)
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■ 世界ノルディック札幌大会開幕
2007年FISノルディックスキー世界選手権札幌大会が開幕。単独の大会としてはアジアで初の開催となる。会場の札幌ドームでは、開会式に先立ち男女距離スプリントの予選が行なわれ、18時から時計台の鐘の音を合図に開会式がスタートした。和太鼓演奏や札幌市内の子供たち約150人によるマスゲームが披露された。
参加49カ国の選手役員の代表による入場行進。旗手を務めるジャンプの栃本翔平選手を先頭に開催国日本が最後に登場。
スタンドから大きな声援が送られた。
長野五輪ジャンプ団体「金」の原田雅彦さんと斎藤浩哉さん、1994年のリレハンメル五輪複合団体「金」の荻原健司さんと阿部雅司さんの4人が国旗を掲揚台まで運んだ。
続いて国際スキー連盟(FIS)旗が入場。 ドームに訪れた観客の数は29,859名。
大会組織委員会会長の上田文雄札幌市長、高橋はるみ北海道知事、来賓の秋篠宮殿下があいさつした後、札幌市出身のアーティスト、大黒摩季が「熱くなれ」と「ラ・ラ・ラ」の2曲を熱唱した。
そして、新琴似天舞龍神によるYOSAKOIソーランも披露され、
花火が開会式を締めくくった。
■今日の舞台裏
サブプレスセンターからフィニッシュエリアに向かうライトスタンド裏通路。開会式前、出番を待つ各国の国旗。
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投稿者 Takaki : 2007年02月22日 23:55
2007年02月17日(土)
■ 世界ノルディック屋内コース造成進む札幌ドーム
世界ノルディック札幌大会の開会式と距離競技の一部が行われる札幌ドーム。15日から雪の搬入が始まり、コース設営作業が進んでいる。ドームの床に防水シートを敷き、その上に断熱効果のあるプラスチックパレット6,400枚を敷き詰めた。
この上に11トンダンプ360台分、約5,000立方メートルの雪を搬入し、長さ約390メートル、幅92メートル、厚さ50センチのコースを造成する。
取材時のドーム内の気温は摂氏6度。コース脇に設けられた排水溝には、融雪水が流れて排水ポンプが稼動していた。工事関係者によると搬入開始時の気温は15度程度で一晩で10cm程融けてしまったとのこと。
総面積は野球グラウンドの約6割に当たる8,300平方メートル。18日まで雪の搬入が行なわれ、その後19日に圧雪車で踏み固めて完成となる。(※コース見取り図)
ところで、ドームによく行く人は写真を見て気付いたと思うが、普段見慣れた広告は覆いなどで一切露出しないように処理されている。これは、国際スポンサー以外の広告が国際映像に写りこまないよう配慮してのことである。このように普段の装いとは異なる札幌ドームを見るのも一興であろう。
ドームのチケットは完売となり、いよいよ盛り上がりを見せてきた。
さあ、どのような闘いが繰広げられるのか楽しみである。
EOS-1D MarkII + EF24-70mm F2.8L USM
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2007年02月15日(木)
■ 世界ノルディック札幌ドーム会場
開幕まで1週間となった、2007年FISノルディックスキー世界選手権札幌大会の会場となる札幌ドームで、クロスカントリースキーの屋内コース設営が始まった。世界選手権史上初となる屋内コースではクロスカントリースプリントなど2競技5種目が催される。
ドームのほぼ中央からスタートして幅約90メートルの出入り口から屋外に出て、ホバリングステージやサッカー練習場を通過してドーム内でゴールする。コースの長さはクロカンスプリント男子1,414メートル、女子1,165メートル、コンバインドスプリントは1,875mの周回コースとなっている。そのうちドーム内は約390メートル。
4日間に渡り、11トンダンプカー約360台分(約5,000立方メートル)の雪をドーム内に入れてコースが完成する予定。
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2007年02月03日(土)
■ 第16回Tvh杯ジュニアジャンプ大会
札幌市荒井山シャンツェ(K=55m,K=25m)で第16回Tvh杯ジュニアジャンプ大会が開催された。将来の日本代表そしてメダリストを目指す小中学生40数名が参加。
中学生の部 優勝:渡部弘晃(岩見沢緑中) 229.3点(55.5メートル、55.5メートル)
2位:細田将太郎(札幌宮の森中) 219.0点(54.0メートル、53.5メートル)
3位:竹花健汰(札幌八軒東中) 215.5点(55.0メートル、55.0メートル)
小学生2部 優勝:佐藤幸椰(石狩紅葉山小) 221.9点(24.5メートル、24.0メートル)
2位:山本康介(余市沢町小) 218.9点(23.5メートル、25.0メートル)
3位:服巻陸太(札幌大倉山小) 205.2点(22.5メートル、23.0メートル)
小学生1部 優勝:高梨沙羅(上川小) 188.6点(22.0メートル、22.0メートル)
2位:伊藤将充(下川小) 177.8点(21.5メートル、20.5メートル)
3位:和田金功(余市黒川小) 168.5点(20.0メートル、20.0メートル)
左:スモールヒル(HS27メートル)のスタート地点から。 右:カンテからスタート地点を見上げる。
スモールヒルといえども、スタートから見下ろすと結構迫力がある。
こちらは、ミディアムヒル(HS59メートル)
開幕まで20日間を切ったノルディックスキー世界選手権札幌大会の代表に選ばれている栃本翔平はこの荒井山育ちであり、同代表の伊藤謙司郎もこの大会から巣立っている。
今日出場した小中学生の中からも将来の日本ジャンプ界をリードする人材が輩出されることであろう。
EOS-1D MarkII + EF24-70mm F2.8L USM, EF70-200mm F2.8L IS USM
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投稿者 Takaki : 2007年02月03日 23:44