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2007年04月08日(日) | Tweet |
■ 世界ノルディック札幌大会を振り返って 〔その2〕
前回に引き続き、大会7日目のクロスカントリー男子15kmフリーから。レースは30秒間隔で一人ずつスタートする。121名もの選手がエントリーしていて、トップとラストのスタート時間差は1時間にもなる。競技中盤から吹雪に見舞われるコンディションとなりスタート順が遅いポイントランキング上位の選手には厳しい展開となった。そんな中で優勝したのは55番目にスタートしたバイアスロンが専門のラーシュ・ベルゲル(ノルウェー)であった。
そしてバイアスロンと言えばこの人、オーレ・アイナル・ビョルンダーレン(Ole Einar Bjoerndalen)が参加していた。02年ソルトレークシティー五輪ではバイアスロン史上初の全4種目完全制覇、W杯最多勝利を更新中のバイアスロン界のスーパースターである。
もともとは射撃に難があり、バイアスロン界では圧倒的な走力でそれをカバーしてきたビョルンダーレン。昨年11月の距離W杯イエリバレ大会(スウェーデン)の15キロフリーでスキーW杯初優勝を遂げ、史上初となるバイアスロン、距離の2つの世界選手権での金メダル獲得を目指してやって来た。しかし、先に述べたようにレース中盤からの吹雪により、思うようにタイムが伸ばせずトップから1分36秒8遅れの16位に終わった。バイアスロンファンの私としては、彼の野望達成をひそかに期待していたのであるが...