« 今日の夕食 -直営 千歳鶴 | メイン | 今日のトレーニング -Day163 »
2007年04月10日(火) | Tweet |
■ 世界ノルディック札幌大会を振り返って 〔その3〕
競技開始前、白旗山距離競技場を揃いのウェアに身を包み、整然と走る前走者。世界ノルディック札幌大会では「冬戦教」の選手たちが前走を務めた。
正式名称は「冬季戦技教育隊」で陸上自衛隊北部方面隊におかれる陸自唯一の冬季専門部隊であり、最古の特殊部隊でもある。戦闘戦技教育室、調査研究室、特別体育課程教育室に分かれていて、バイアスロンやクロスカントリーなどのスキー選手は特別体育課程教育室に所属している。
この冬戦教から今回の世界選手権には曽根田千鶴選手が3種目出場した。
冬戦教女子クロカンチームのエースとして長年活躍してきた。そんな彼女がアルペンスキーからクロスカントリーに転向して17年間に渡って続けてきた選手生活に、今シーズン最終戦となった全日本スキー選手権(3月22~26日、音威子府)をもって別れを告げた。
曽根田選手と初めて話をしたのは、トリノ五輪を1年半後に控えた2004年7月、五輪を目差す選手たちへの激励会といった趣で行われた冬戦教後援会懇親会の席であった。今となってはその時どんな話をしたかは覚えていないが、とにかく礼儀正しくて細やかな気配りを絶やさない姿が記憶に残っている。
2月25日 パシュート(7.5kmクラシカル+7.5kmフリー) メインスタンド前を通過。
2月27日 10kmフリー 北コース上り坂を駆け上がる。
3月3日 女子最終種目の30km(クラシカル)マススタート
ゴール後、横山寿美子選手と握手して健闘を称えあう。順位は24位で目標としていた30位以内をクリアした。
引退は今大会中に決意していたそうである。「体力的にまだやれると思うが、悔いはない。」とのこと。
何度も見てきた白旗山での彼女の滑りをもう見ることが出来ないのは残念である。