2005年03月06日(日)
■ 第76回宮様スキー大会国際競技会バイアスロン競技2日目
本日はインディビジュアル競技。小雪のちらつく中、競技銃の部がスタート。射撃は伏射、立射、伏射、立射の順で行う。各射撃は5発撃ち、1発外す毎に1分間のタイムが加算される。
競技銃レースの模様(冬戦教広報から)
●競技銃(男子)はベテラン35才の菅 恭司が、成長著しい若手の挑戦を受けて立つ大会になった。
スタートから全力で走る菅選手に若手も負けじと食らいつくレース展開だった。
▲1回目の射撃(伏射)は、菅をはじめ全日本バイアスロン10kmスプリントを
征した木田、目黒、がペナルティ0で、その後をペナルティ1で横浜、溝渕、浅利が続く。
二周目の走りも菅が元気な走りで若手をリードする。
▲2回目の射撃(立射)は、菅がペナルティ2、追いかける若手の横浜が
ペナルティ0、木田、溝渕がペナルティ1で、菅との差をつめる。
▲3回目の射撃(伏射)は、走りでリードする菅がまたもペナルティ2を出した。
若手は、横浜、溝渕、浅利がペナルティ1、で菅を追いかけるが、
3周目も菅の走力は衰えを見せない。勝負は4回目の射撃しだいで
誰が優勝するかまだ解らない展開である。
▲4回目の射撃(立射)は、菅がペナルティ1、目黒、木田も粘りの射撃を見せてペナルティ1。
横浜は痛恨のミスでペナルテ3。溝渕はペナルティ2。
菅をはじめ5人が合計ペナルティ5で、最後の1周は走りの勝負になった。
木田、目黒、横浜、溝渕の4人は菅のタイムを追いかけるが、最後の1周まで、菅の走力は
衰えを知らず、若手の追い上げを最後まで懸命に走り、逃げ切って、2回目の優勝を決めた。
●菅選手は、今年の春(5月)に待望の第1子が生まれる。
来年のトリノオリンピック(3回目の出場)に向けて、菅2世のためにも
まだまだ若手には負けられない。
●競技銃(女子)は、海外遠征経験のある泉に若手が挑戦する。
▲1回目の射撃は、泉ペナ3と大きく出遅れた。新人の向井がペナ1で泉をリード
走りは両者ともほぼ同じタイムで通過。
▲2回目の射撃は、泉ペナ1、向井ペナ2、ここで少し泉が差を詰める。
走りは、向井も食らいついている。
▲3回目の射撃は、泉ペナ0、向井ペナ1、ここで両者の合計ペナルティが並ぶ、
走力は互角の走りで、秒差で泉がリード。
▲4回目の射撃は、両者ペナルティ1、合計ペナルティも5で並んでいる。
最後の1周走りの勝負になった。前を走る泉は懸命に向井を引き離そうとスキーを前に出す。
追いかける向井はタイム差を聞きながら懸命に走る。
ゴール手前700m付近で泉と向井のタイム差は5秒、
向井が懸命に追いあげるが最終的に1秒8の差で、泉が2回目の優勝をかざった。
ゴール後、第2位の向井はタイム差を聞いて悔しさを隠しきれず、来年に向け闘志を燃やしていた。
続く一般銃スタートの頃には雪も止み、晴れ間が見え始めた。
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2005年03月05日(土)
■ 第76回宮様スキー大会国際競技会バイアスロン競技1日目
初日、晴天に恵まれリレー競技が行われました。コース脇では、一般銃参加各部隊からの応援団が声援を送る (右)
(一般銃とは、自衛隊の正式ライフルとして使用されている64式小銃や89式小銃)
以下、冬戦教広報より。
3月5日、第76回宮様スキー大会国際競技会バイアスロン競技会(リレー競技)が三笠宮寬仁親王殿下ご観覧のもと、開催されました。予想以上に気温が高く、コースと射場を行き来しているうちに汗をかいてしまいました(^^;
殿下がリレーのスターターを務められ、殿下の号砲により9時30分、第1走者が一斉にスタートし、競技が始まりました。
■競技は、冬戦教Aチームと冬戦教Bチームの一騎打ちで、
▼ 第1走者 冬戦教A、溝渕選手が、合計ペナルティ0。
冬戦教B、三浦選手は、合計ペナルティ5と大きく出遅れた。
Aチーム溝渕選手は1分50秒の差を付けて第2走者に・・・
▼ 第2走者 冬戦教A、齊藤選手は、伏射ペナルティ0で二周目のコースへ
Bチーム木田選手は、走りで差を詰めて伏射ペナルティ0でAチームを追いかける。
走力で勝る木田選手は徐々に差を詰める。
立射でAチーム齊藤選手はペナルティ2、Bチーム木田選手は立射ペナルティ0でさらに差を詰めて、
その差48秒で第3走者へ・・・
▼ 第3走者 冬戦教A、ベテラン菅選手は伏撃、立射ともパーフェクトの射撃を見せる。
追いかけるBチームの目黒もペナルティ0で追いかけるが走力で勝る菅選手はBチームに
約1分10秒の差をつけてアンカーへ・・
▼ 第4走者 冬戦教A 横浜選手は、伏射でペナルティ1、
追うBチームの浅利選手は、ペナルティ0で差を約30秒詰めて逆転を狙う。
しかしAチーム横浜選手は立射ペナルティ0。
対するBチーム浅利選手 は痛恨のペナルティ1を出し、勝負有り。
懸命に最終回を走るがとどかず、最終的に約1分の差をつけて
冬戦教Aチームが優勝した。
● 優 勝:冬戦教A、1:30:20.1
第2位:冬戦教B、1:31:22.7
第3位:冬戦教C、1:51:47.1(女子)
明日も晴れるといいですね(^^)
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2005年03月03日(木)
■ 第41回バイアスロン日本選手権大会 二日目
昨日同様、本日も撮影には行ってません。本日の競技は競技銃、一般銃ともにリレー競技。
リレー競技は通常、男子7.5km×4名・女子6km×4名で、射撃2回(伏射~立射)、弾数10発(1回の射撃5発・予備弾3発)、
ペナルティー(1発外したら150mのペナルティーコースを走行)という内容で行われます。
冬戦教広報から届いた競技の模様は以下のとおり。
写真は、西岡バイアスロン競技場の射場の光景です。(昨年の宮様大会)▼ レースは快晴の中、0930競技銃の部がスタート。
第1走者 冬戦教A、横浜選手が、伏せ・立ち、合計2のペナルティで出遅れた。
冬戦教B、浅利選手は、ノーペナルティでAチームに53秒の差を付けて第2走者に・・・
▼ 第2走者 冬戦教B、目黒選手は、冬戦教A菅選手に、追いかけられるレース展開。
伏射は二人ともノーペナルティで、走力で勝る菅が、徐々に差を詰める。
立射で目黒が痛恨のペナルティ1、菅はペナ0で逆転に成功し第3走者へ・・・
▼ 第3走者 冬戦教A、溝渕選手はBチームに27秒差のトップでコースに。
しかし伏射でペナ1,立射ペナ2、合計3のペナルティであっさりBチームにトップを譲る。
Bチームの三浦選手は、追い上げる溝渕から懸命に逃げてアンカーへ・・・
溝渕選手も持ち前の走力で追い上げたが届かず、アンカーに託す。
▼ 第4走者 冬戦教B 木田選手は、トップでコースへ。
走力で勝るAチームの齊藤選手に追い上げられ、ほとんど同時に伏射に入る。
しかし木田選手は、昨日の個人スプリント優勝の勢いがそのまま射撃に現れる。
伏射は5発で全的命中しコースへ。Aチーム齊藤も予備弾を使用した分、差を開けられるがペナ0でコースへ。
走力で追いあげを期待したが、その差はそのままで、立射にはいった。
ここで勝負の明暗が分かれた、木田選手は痛恨のペナルティ2。
対する齊藤は、ペナルティ0でコースへ、後は自分の走りをするだけ。
13秒差をつけてゴールする。
●優勝:冬戦教A、 第2位:冬戦教B 第3位:冬戦教C
赤や黄色のヘルメットを被っているのは自衛隊員で、一般銃の弾倉の弾込めをしたり、標的のセットなどを行います。
さて、「西岡バイアスロン競技場ってどこにあるの?」と、聞かれることがありますのでご紹介。
この地図の「真駒内駐屯地射撃場」と書かれたところがそうです。
自衛隊の演習場の中ですので、普段は民間人は許可無く立ち入りは出来ませんが、バイアスロンの大会開催時には入ることが出来ます。
興味のある方は是非一度観戦に行って見ては如何ですか?
●宮様スキー大会
3月5日(土) リレー競技 競技銃(男子・女子) 9時30分 一斉スタート
一般銃A 〃 〃
一般銃B Aグループ最終走者が立射終了後スタート
3月6日(日) インディビデュアル 競技銃 8時40分 30秒間隔スタート
一般銃 10時40分 30秒間隔スタート
EOS-1D + SIGMA 15mm F2.8 EX DIAGONAL FISHEYE
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■ 第41回バイアスロン日本選手権大会
都合により撮影には行けませんでしたが、冬戦教の広報から本日のスプリント競技の結果を頂きましたので転載します。
写真は昨年の第75回宮様スキー大会国際競技会での菅選手。レースは、8時40分競技開始、マススタート方式(全員が同時スタート)で実施されました。
●男子の最初の一週目は、ベテランの菅を先頭に射場に集団で入ってきました。
伏せ撃ちが終了し、ペナルティ1で、菅、木田、目黒、浅利がコースに出て行きました。
二周目も、菅が先頭でレースを引っ張る形で射場に入り、立ち撃ちの勝負になりました。
立ち撃ちが終了し、木田が落ち着いた射撃でペナルティ0で抜けだし、それをペナルティ2の35秒遅れで、菅、続いて目黒、浅利、 が追いかけました。
最後まで菅が懸命に追い上げましたが、9秒及ばず、立ち撃ちをただ一人ペナルティ0でクリアした木田選手が逃げ切り、 日本選手権初優勝を飾りました。
●女子は、泉が一週目から貫禄のレース展開で、後続に大差で優勝しました。
●男子ジュニアは、猪股がペナルティ:伏せ2、立ち2合計4で優勝
●女子ジュニアは、向井がペナルティ:伏せ0、立ち4合計4で優勝
EOS-1D + EF70-200mm F2.8L IS USM
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2005年02月17日(木)
■ バイアスロンワールドカップ第8戦
トリノで別れたバイアスロン日本代表チームは引き続き欧州を転戦しています。W杯第8戦はスロベニアのポキューカで開かれています。
イタリアではポイントを獲得できなかった日本チームですが、初日(16日)の男子10Kmスプリントで井佐英徳選手が17位、17日の女子7.5Kmスプリントでは目黒香苗選手が13位と健闘し、それぞれポイントを獲得しました。
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2005年02月14日(月)
■ バイアスロンワールドカップ第7戦 最終日
最終日の競技は男子4×7.5Km リレーと女子4×6Km リレー。リレーはマススタート(一斉スタート)。男子スタートの様子。日本は男子女子ともに2列目スタートです。
日本第1走者、笠原辰己選手。
第2走者井佐英徳選手から第3走者蛯沢大輔選手へ。
第4走者渡邊剣之助選手へのリレーとゴール。
男子の結果は、
1位 ノルウェー 1:22:11.70
2位 ロシア +51.6
3位 ドイツ +1:08.8
18位 日本 +9:52.6 残念ながら最下位でした。
女子スタートの様子。右端は日本第1走者の大高友美選手。
第1走者大高友美選手から第2走者目黒香苗選手、そして第3走者の江村恵選手へ。
第4走者の築館郁代選手へのリレーとゴール。
女子の結果は、
1位 ロシア 1:18:31.80
2位 フランス +3:02.9
3位 ベラルーシ +4:17.6
8位 日本 +7:31.0 (11チーム中)
結果詳細は、こちら (国際バイアスロン連合)
ということで、これで今回の日本チーム同行取材は終了です。
選手およびスタッフのみなさん、お疲れ様でした。来年のトリノ五輪本番に向けてさらなる活躍を期待します。
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2005年02月13日(日)
■ バイアスロンワールドカップ第7戦 四日目
今日の競技は女子7.5Kmスプリント。2.5Kmを3周して、2回の射撃(伏、立)。このトンネルを通って射場へ向かいます。
射撃の前の一瞬の精神統一。目黒香苗選手。
気合を込めて下り坂をクラウチングで滑って行く、築館郁代選手。
大高友美選手のヒルクライム。
今日も最終スタートとなった、田中珠美選手。
今日は中国の選手が3位に入りました。日本選手もがんばって欲しいものです。
1位 WILHELM Kati 1-1 26:09.5
56位 大高友美 0-1 29:16.3
69位 目黒香苗 3-4 30:10.0
75位 田中珠美 3-2 30:56.2
90位 築館郁代 1-3 32:14.4
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